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2010年03月12日
生きていたら「こんなときどうする?!」という場面が次から次にやってきます。確率統計学により、論理的に考えれば、どちらの選択が良いか自ずと導きかれていくようです。こんな時、どの理論を使えば決められるのか、ということをユーモアを交えて紹介した本がありました。
運は数学にまかせなさい ジェフリー・S・ローゼンタール著
例えば少年犯罪が最近増えている、と誰もが言っているとします。しかし本当に増えているのかどうか、ってのを調べるには「線形回帰分析」を使えば確かめられます。私が患者さんに長年の経験や検査結果からトータルしてこの歯は抜歯した方がいいですよと告げても、受け入れてもらえないのは何故なんだろうと日々悩んでいるのは「効用関数理論」を使えば納得できます。
などなど、確率論を知れば、長期的に見ると正解を選ぶ確率が上がっていくのがわかります。
しかし。。。
長期的と言っても人間の寿命は限られています。「大数の法則」によれば、もし私たちに無限の命とお金があって、宝くじを買い続けていけば、参加者に均等に当たります。でも当たる前に死ぬかもしれませんし、当たった額以上に使ってしまっているかもしれません。
結局確率を多少有利にできることは出来ても、ゼロや100%にはできません。なので、どこまで論理的に考えても合理的に固執し続けていても、起きて欲しくないことは避けられずに起きてしまうものです。合理的な考えはどっかで捨てなければなりません。普段論理的に考えている人ほど、その考えを捨てきれず、ついつい遠回りしてしまうようです。これ私です。今までやってきたことが全部無駄になるけど、思いきって捨てちゃったほうがよい(よかった)、という場面ってあります(ありました)よね~。
んじゃ、どーしたらいいのっていう心構えのヒントはここにありました。
偶然のチカラ 植島啓司 集英社新書
どーせ、私たちの生きているこの世は、偶然に支配された予測不能な世界です。だからこそ毎日コツコツ積み重ねていかねばならないこともありますし、パーっと何もかも捨ててしまった方が良いこともあります。起きてしまったことを嘆いていても仕方がないってこともあれば、どれだけ備えていても意味がないこともあります。だから人生おもしろいんでしょうけど・・・。あとは受け取り方なんでしょうから、この2冊で研究すればきっと道は開ける!?
投稿者 fujix : 2010年03月12日 14:44
コメント
すごく参考になりました。
植島先生は、私も大好きな先生です。
偶然と必然(確率)のあいだに揺れます。
未来は未知性なのですが、
既知のこととしてどうしても
扱ってしまいますね。
鷲田先生の「待つということ」が
浮かびました。
投稿者 fumi : 2010年03月13日 09:17
fumi先生、コメントありがとうございます。
未来でも命でもなんでも扱えるものと勘違いしてしまっている部分が現代人にはあるかもしれません。っていうのは先のOPHでの話に共通していくんでしょうねー。
4月の大阪行きたいんですが・・・
投稿者 藤田歯科医院 : 2010年03月13日 09:31
