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2009年10月12日

 ■ “老い”を考えるジャック・ニコルソン映画

ジャック・ニコルソンという映画スターがいます。古くは「カッコーの巣の上で」や「シャイニング」などの名作に出演し、個性派俳優ぶりを発揮していましたが、現在もなお素晴らしい映画を作り続けている一流の役者さんです。

2007年の「最高の人生の見つけ方」は、余命半年を宣告されたニコルソンとモーガン・フリーマンが「バケット(棺おけ)リスト」(BUCKET LISTと呼ばれている死ぬまでにやり残したことリスト)を、次々にクリアしていく中で、本当に大切なものは何かを見つけていくお話です。

修理工場で地道に働いていたフリーマンの願いは、「見ず知らずの人に親切にする」「泣くほど笑う」など、ささやかな物ばかり。大富豪役のニコルソンはリストにレーシングカー対決やスカイダイビングなどの派手な遊びを加え、二人で楽しむことになります。

世界中を回って友情を育む二人ですが、最後にフリーマンは豪華な旅よりも家族そしてニコルソンとの友情を選びつつも死んでいきます。一方のニコルソンは残った肉親は別れて暮らす娘のみ。富に生きてきたニコルソンはバカにしていたフリーマンのリストを達成することで本当に大切なもの(家族や友情)に出会います。

何となくホッとするストーリーです。これと対照的なのが2002年の『アバウト・シュミット』です。


主演のニコルソンは、「定年」を機に、「仕事」がなくなり、自分じゃなくちゃできないと思っていたポストに数年しか勤めてない若造が座ります。仕方が無い、あとは家族とのんびり過ごすか、と思った矢先、今度は妻が急死します。

何かを見つけに旅に出るロードムービーなんですが、この話ではニコルソンは、どんどん失っていくばかり。何も見つかりはしません。淡々と過ぎていく時間に、変わっていく価値観、今までの人生がすべて覆されていきます。最後の救いは、それまでの人生と関係なかった里親のアフリカの少年の手紙だけです。

複雑な思いに駆られる作品ですが、おそらくこの映画のようなことは結構あるのではないでしょうか。高齢化社会の今、事実はもっと奇なりかもしれません。非常に重要なテーマをさらりと流すところが素晴らしい映画です。

2作品とも、役柄は違えど、「老い」をどう迎えていくのか、また私たちはどうサポートして行けるのか、いろいろと考えさせられる映画です。

投稿者 fujix : 2009年10月12日 10:25

コメント

こんばんわ、きもとです。
アバウトシュミットのDVD持ってます、この映画は地味だったので先生が観ていたとは意外でした。
私は以前バブルの頃24フィートのモターホームを持っていましたので、興味があって観ようと思っていたのですが、
レンタル屋さんに無かったので楽天で買いました。
ウイネベーゴ社のクラスAは憧れの車です、
何時か手に入れたいと思いますが、この経済情勢ではとても無理です。
最近暇でネットで遊んでばかりです。

投稿者 iclabo : 2009年10月13日 21:37

いつもお世話になります。コメントすっかり見落としていました。(名前が英数文字で迷惑コメントと間違えて・・)
私は車にはあまり興味ないないんで気がつきませんでしたが、劇中移動に使ってた車ですね。
ではでは今後ともよろしくお願いします。

投稿者 藤田歯科医院 : 2009年10月21日 09:42