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2009年09月04日
「フードファディズム」とは、食べ物や栄養が健康や病気に与える影響を過大に評価したり信じたりすることを言います。お昼のTVでみ●も○たがこの食品が健康に良い、と言ったらその日のうちにスーパーで売り切れる現象が一時期続きました。ついにはねつ造のダイエットをでっち上げる事件まで起きました。
食品は健康に効果があるものもありますが、適量というものがあり、摂り過ぎてもよくありません。○○が効くと聞いたからと、毎日毎日摂り過ぎれば逆に良くない結果にもつながります。
大して効果の無い食品をものすごい効果があるかのように報じたかと思えば、逆にものすごく危険なように報じられるケースもあります。いかに一つの科学研究から「危険」を取り出してアピールするか、悪い部分をわざわざ抜き出し、センセーショナルに伝えるマスメディアの傾向が確かにあると思いますし、それが社会に悪影響を及ぼしていることも事実です。
逆に「危なくない」ということを伝えるのは難しい。どれだけ詳しく検討して安全の証拠を積み上げて行ってもリスクゼロを証明することはできないと言われています。ないものは証明できないと言うのは科学の持つ根源的な壁であり、これがある以上危なくないという報道は難しいようです。
しかしメディアはごく一部の人にしか当てはまらない現象を抜き出して報道します。根拠となるデータも評価するに値しないものであったり、都合のいいように使われていたものであったりしていることもあるようです。
データに合わせて事後に理論が作られたり、因果関係を仮定したりすることを帰納的な検証といい、1500年代の哲学者ベーコンが提唱し注目を集めましたが、1800年代後半デュエムによって否定されました。データをいじっているうちに意外な相関関係が見つかるとか、社会科学方法論的には正しい検証手順ではない、というように捉えられているようです。
しかし実際には帰納法的なアプローチから、新たな発見をすることも、もちろん多くあります。メディアリテラシーという言葉があるように、情報化社会を生きていくには、情報に踊らされないことが必要です。その時代に100%信じられていることでも何百年か経てば否定されたりしますので、結局のところ何を信じたらよいのかわかんなくなってしまいますね。
参考文献
投稿者 fujix : 2009年09月04日 06:31
