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2009年09月01日

 ■ 起業のカリスマ・孫正義

先日、ソフトバンクの孫正義氏の講演を聞く機会がありました。孫氏はこれまでそして今後も講演をしないことにしているらしく、そのときだけ特別だったそうで、そこに参加できて非常にラッキーでした。

ソフトバンクと言えば株式の時価総額で30位以内に入る大企業ですが、それを一代で、しかもこの20年くらいの間に一気にいっちゃったわけですから、そりゃもうモノスゴイ会社に違いありません。私たちが大学の頃、ウィンドウズ95に浮かれている時代すでに、パソコンの未来像を予見し、事業にしていた孫氏がいたわけです。先見性と志、行動力は素晴らしい。

元々起業に当たり、日本一を念頭にパソコンの土俵を選ばれたわけですが、もし最初にてっとりばやさを追求して規模が小さい業種から始めていたら、その業界が10年20年経って頭打ちになってしまえば、それ以上の成長はなくなってしまい、普通の会社で終わっていたと思います。

私のような凡人から見れば、普通の会社でも安定していたらそれでよしと思うのですが、孫氏には現状で良しとしない精神がありました。本人曰く、その背後には外国人として生まれ育ったことや、人生の節目節目で読んだ「竜馬がゆく」があったそうです。竜馬のようにとことん志通りにやり抜いて燃え尽きたと自分で思えるほど燃焼しきって死にたい、というスケールの大きい「志」がありました。ソフトバンク立ち上げた際も「チマチマやっても仕方がない、最初から大きく打って出る」とばかりに、資本金1000万円のうち800万円を投じてエレクトロニクスショーに出展したり、無茶とも思える巨額の借金をしながら、ソフトバンクを大きくしていきました。

もちろんトントン拍子に成り上がったわけではなく、いくつかの失敗もしています。データベース事業の失敗で10億円の借金を背負った時、彼を救ったのは「NCCBOX」という発明品でした。若かりし日から一日一発明を目標にひたすらアイデアを出す特訓!を繰り返してきた成果です。

来年、ソフトバンク社は今後30年のプランを発表するそうです。その中で会社の業績は今の倍以上に設定されるとのことですが、どんな未来像を描いているのか、今から楽しみです。私も30年くらいは現役で頑張るつもりなので30年プランを立てようと思いました。

(参考文献)孫正義 起業のカリスマ 大下英治 講談社+α文庫

講演の中で出てきた「孫の二乗の法則」も載ってます。

投稿者 fujix : 2009年09月01日 06:57