« 竜馬がゆく 司馬遼太郎 | メイン | 介護予防に果たす口腔ケアの役割 »
2009年02月22日
1回では書ききれなかったので続編です。過去の話ですから、歴史を語るにはいろんな説があるのは致し方ないかと思います。龍馬の生涯についてもいろんな書籍で解釈が違う部分もあります。
漫画の「おーい!竜馬」では、竜馬と武市半平太に加え、人斬り伊蔵も幼馴染であるという設定で描かれていました。正確なところはよくわかりませんが、エンターテイメントとして面白く演出しているのはわかります。「竜馬がゆく」も作者である司馬遼太郎曰く、「青春小説」(この人物を通して幕末の青春像をかいている あとがき二より)と言い、さらに、日本史が所有している「青春」のなかで、世界のどの民族の前に出しても十分に共感を呼ぶに足る青春は、坂本竜馬のそれしかない、とも言っています。
「竜馬がゆく」は、幕末の歴史の流れを竜馬の視点で切り取ったもので、禁門の変など歴史上大きな事件も、竜馬が関わっていない部分は軽めに書かれています。
その中で、竜馬と関わった人々に関しては、いろんな人々が登場します。竜馬と対照的な立場だった板垣退助は剣術修行時代に剣道対決をしています。それが実際にあったことなのか、今となっては確かめようがありませんし、幕末の中心人物ですから、実際にあったとしてもおかしくはありません。読めば幕末の歴史を彩ったほとんどの人物が竜馬と関わりがあったようです。
中でも一巻から八巻まで登場するのが、三菱財閥創始者の岩崎彌太郎です。同じ土佐藩出身ですが、一貫して肌が合わなかった様子が描かれています。それでいてお互い意識した関係だったようで、岩崎彌太郎は龍馬の後を継ぐかのような商社を発展させていきます。
幕末の登場人物の何人かは、その後明治維新の時代を長生きした人物の話の中で語り継がれています。龍馬の死が1867年ですから142年前の出来事、何代か前の先祖が生で見ているわけですから、とても興味深いところであります。
投稿者 fujix : 2009年02月22日 18:58
