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2007年12月02日
映画「続・Always 三丁目の夕陽」の公開で、昭和30年代がブームになっているみたいです。セブンイレブンに行ったら、駄菓子が当時のデザインで復刻されてたし、雑誌の特集やMOOK本などたくさん出ています。Alwaysの前作では作りかけの東京タワーが印象的でしたが、新作では出来上がってるんでしょうね。昭和45年生まれの藤田です。
30年代の大物の一人に松本清張がいます。それまでの推理小説はトリックに重きを置かれていましたが、清張ミステリーは犯行動機を重視し、「社会派」小説という新たなジャンルを発生させて現代までその潮流はしっかりと受け継がれています。
清張の解説本は数ある中、昭和30年代の世相に絞って清張ミステリーを読み解く興味深い本を見つけました。文春文庫の「清張ミステリーと昭和三十年代」藤井淑禎著です。
例えば、映画館の数がもっとも多かったのは昭和35年なんだそうです。清張ミステリーにも映画館をアリバイに使う作品が多く登場します。「砂の器」では、映画と一緒に放送されるニュースから、犯人へのヒントを得ますが、これは映画の予告編やニュース映画が今よりも重宝されていたことによるものです。SMAPの中居君のドラマではなかなか伝わりづらいことですね。他にも「顔」「薄化粧の男」「紐」「証言」などなど松本清張のたくさんの作品に映画館が登場してきます。
あとは小売店が流通の中心だった頃を描いた「発作」「潜在風景」や、湯治場を舞台にした「誤差」などなど、いろんな考察がありました。もちろん何にも知らなくても松本清張の作品は面白く読めるものが多いのですが、せっかくのS30年代ブーム。当時を想像しながら再読してみたい気分です。ちなみにワタクシ、新潮文庫でナンバリングされている64作品の完全制覇まであと12作品!そのうち7冊は廃刊になってるんですが、古本屋を中心に収集活動中です。今日は中間のブックオフで37番「巨人の磯」を発見しました^^ラッキー!これであと11作品になりました。
小倉城の横にある松本清張記念館http://www.kid.ne.jp/seicho/
もマニア心をくすぐるんで一度は足を運んでみてくださいね。
投稿者 fujix : 2007年12月02日 16:48
コメント
おお、後12冊ですか・・・すごいですね。
σ(^_^)は文春文庫「日本の黒い霧」上下
買い求めて読み始めたんですが、
何しろ事件が古すぎて、知らない事件など多く
あまり面白く感じられず、
上巻の真ん中くらいで挫折しちゃいました。
今度は新潮文庫の方から慎重に選んでみます。
なんちゃって(*^_^*)
投稿者 あそちゃんです。 : 2007年12月03日 07:39
あそうちゃんさん、どうもです。年末は頑張ってくださいねー。
新潮文庫の番号が若い方の傑作短編集がオススメですよん。^^
投稿者 藤田孝一 : 2007年12月03日 08:39