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2007年07月30日
選挙が終りましたね。最近の日本の国会は「悪人作り」の時間ばかりの報道が多かったようなので、そろそろ未来に向けての政治をしっかり行って、その辺も映して欲しいものです。
さて、東洋経済7/28号の特集は「日本と英国」でした。イギリスが10年の間に豊かな国になったことは、野口悠紀雄氏も常々言っていましたが、具体的にどんなことが行われたか、非常に興味深く読みました。
一番大きかったのは製造業から金融業へシフトしたこと。さらに失業者を徹底的にフォローするセーフティネットの構築や、最低賃金制の導入など、豊かではない人たちに焦点を当てた福祉重視の社会民主主義とも言える政策です。金融に関しては、昨年は東証のシステム停止やライブドアなどの上場廃止など事件が相次いだ日本市場はまだまだ世界の信用を得るには程遠いようですね。
そして医療福祉分野でも、医療分野の荒廃が進んでいたイギリスは97年以降、医療費を3倍弱までアップさせ、医療スタッフを大幅増員させました。結果待ち時間は短縮、地域格差も縮小されました。待合室の待ち時間もですけど、手術まで何週間も予約待ち、ってことが無くなったってコトです。
そもそもイギリスの医療の崩壊の原因は、医療費削減政策でした。市場原理を医療に導入すると価格競争や病院間の競争の活性化につながります。活性化と言うといいことのようですが、コスト意識という面では良いのですが、結局患者の奪い合いになったり、医師の待遇悪化で医師が海外や都心に流出し、だんだんと医療の荒廃が地方から始まり、どんどん進んでしまいました。まさしく現在の日本を見るようですね。医療はコストだけでは考えられませんから、安易に市場原理を持ち込むと危険です。
国の予算の中で医療費は増やすべきですが、その前提として、イギリスでは国民の信頼を得るべき、医療の質の評価の基準設定や説明責任を果たす仕組みを国が率先して行いました。これから、日本でもこのような改革は必要で、そのためには公共機関だけではなく、NPOや民間組織も参加しないといけません。そしてGDPに占める総医療費支出の割合の低さはG7諸国で最低となりつつある現状を打破すべく、医療費を増やしていくべきだと思います。イギリスではまだ医療分野が赤字で問題点は残っているようですが、良い見本だと思います。
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投稿者 fujix : 2007年07月30日 19:26
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