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2007年06月29日
 ■ 藤田歯科医院年報第8号ができました

nenpo8.jpg
毎年当院の1年間の活動をまとめた冊子が今年も出来上がりました。8冊目になると本棚に並べても見栄えがしてきます。待合室に置いていますので無料でお持ち帰りください。

これまでの年報はこちらを参照ください。

投稿時間 : 08:16 個別ページ表示

2007年06月22日
 ■ 紙コップホルダー

ユニットの横に紙コップホルダーを取り付けました。
papercupholder.jpg
消毒室まで取りに行く手間が省けます。中には自分で取っていただく患者さんもいらっしゃって感謝です。
通販ではここから買えます。

投稿時間 : 17:24 個別ページ表示

2007年06月16日
 ■ コムスン事件その後

コムスン事件のこれまでの報道の流れを一度整理しておきたいと思います。
まずは、次々に明るみになる「悪」の部分ですが、
・コムスン強引商法、ケア責任者やヘルパーらの証言続々(毎日新聞)
・コムスン 「常勤」に非常勤配置 県調査の全7施設で違反(西日本新聞)
などなど、叩けば埃が出続けています。勿論不正な部分はしっかり追求すべきですが、その論調はどこも介護を金もうけの道具にしようとした部分が強調されることが多いようです。その背後には折口会長が大型ディスコ「ジュリアナ東京」をプロデュースした過去を持ち、介護業界への参入にあたっても「ディスコも介護も同じ」「カネを産まなくなったものにカネはかけない」と公言していた(読売新聞より)ことがあるように思えます。参入の際、多くの反感を買ったことや、強引なやり方に疑問を持っていた人たちがが今になって攻撃開始し、悪者仕立てが好きなマスコミが提灯をつけてる状態とでも言いましょうか。自らが司会する番組で直接糾弾した田原総一郎氏もWebでもその続報をレポートしてます。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070614_15th/

で、行き着く先は「グッドウィル、介護撤退を決定(日経新聞)」というわけで、買い手として30社に及ぶ企業が手を上げています。が、欲しがっているのは老人ホーム事業が主で、コムスンの最大の特徴である24時間介護は、その採算性から引き取り手が無い、という問題も生じています。例えば
・コムスン訪問介護、深夜・早朝利用は40人(神戸新聞)
では、深夜・早朝利用の40人に関しては、コムスン以外に対応する事業所がない地域もあり、受け皿の確保が課題となっていることを報告しています。

コムスンが決してお金儲けのためだけではないことは、人口わずか数人の離島にも営業所があることからも明らかなのですが、では、問題点はどこなのか、というと、毎日新聞にはこうあります。
コムスン問題の黒幕
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070615k0000m070150000c.html
詳細はリンク先をご確認いただくとして、コムスン問題の黒幕は介護を「無償の奉仕」として家族や地域だけに押し付けるのでなく、「事業」として民間に委ねたはいいが、例によってお役所仕事に終始する厚労省だと言います。

またnikkeiBPでは「コムスンを生み出した瀕死の介護業界」として2006年の介護保険改訂で大混乱に陥った介護現場をレポート。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/special/230/

ヒューマン・ヘルスケア・システムhttp://www.hhcs.co.jp/
では、「コムスン不正請求!介護保険の構造的限界」
http://www.hhcs.co.jp/Article_070613_HuseiSeikyuu_01.html
として、介護ヘルパーの不足、そのことが介護報酬の不正請求の温床になっていることも否定出来ない。としています。

2006年春の医療費大削減改定は歯科医療界にも厳しいものでしたし、かなり現場は混乱しました。今回の問題はコムスンだけを悪者にして終わり、というのではなく、介護保険そのものの見直しまで考えて欲しいと思いました。

ケインズ主義が台頭した1930年代、福祉国家の誕生は、政府はカネに換えられない価値を追求すべし、としてきました。介護のような採算の取れない部分は本来は国が行う仕事なのでしょう。しかし、財源の問題でそうもいかないと言うのならば、ある程度は規制をかけることなくアダムスミスの「神の見えざる手」に委ねてみるのもいいのではないだろうか、とふと思ったりもします。医療や福祉にもっとお金をかけるべきだと言うのが正直なところです。

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2007年06月13日
 ■ キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか?

ヘンなタイトルですが「豊かさ」を考えるシリーズです。今回は精神的な豊かさを考えてみたいと思います。
ボランティアでネパールに行った際、街角で遊んでいる子どもの多さに驚きます。最近日本ではあまり見ることのない風景です。物騒な世の中なので、子どもだけで公園で遊ぶのも心配な気持ちはあるでしょうね。でも私が子どもの頃は、公園なんてのはみんなの遊び場で交流の場でもありました。野球をしてたら、知らない上級生や大人が混じってきて、自分の打順がなかなか回ってこなくなっちゃったり、半ば迷惑だなあ、なんて思いつつそれなりに楽しんでいたものです。今思えば現在よりも「豊かな」社会と言えますね。

タイトルの本は、日常生活の中でちょっとした勇気を持ってなにかをやってみよう、という実験を綴った本です。電車で知らないオヤジに話しかけて飲みに誘ってみよう、とか、ゴールデンウィークのお台場で孤独な男たちと人生を語り合う、とか大いなる実験とその結果が面白おかしく書かれてます。

その中に「公園で遊ぶ子どもたちと話をする」っていう話がありました。しかし作者はここで散々な目に遭ってしまいます。一緒にいる母親に遮られてどこかに行っちゃったり、クモの子を散らすように走って逃げられちゃったり、話しかけるだけでも犯罪者扱いなのです。

これは公園で遊んでいる子どもたちが被害に遭う事件が多発しているだけに、致し方ないことなのかもしれません。今後は子どもを守るシステムも必要かと思います。でもそれはどこかの警備会社にお金を払って依頼する、ということではなく、地域の人たちが自ら進んで行うことかと思います。かと言って私が今日から公園で子どもたちに声を掛けても本の作者と同じような反応になっちゃうかもしれません。まずは私が安全な大人であることを地域全体に認知されること、そしてそういう大人がたくさん増えていくことが必要です。幸いなことに歯科医師は地域の人と顔見知りになる機会が多いためちょっとアドバンテージがあります。なんだかよく見かける地域のオッチャン「その正体はこっそり地域を守る安全な大人」を目指して少しずつ挨拶運動をしていきたいと思います。

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2007年06月11日
 ■ 予防歯科臨床のこれから

土日は大阪でした。私の所属するウェルビーイングとその兄弟組織である関西ウェルビーイング、さらにヘルスケア研究会を交えた3団体でタイトルのシンポジウムが開催されました。私も午後のラウンドテーブル風のセッションのメンバーとしてマイクで発言してきましたが、端役とは言えそうそうたるメンツの中で非常に緊張しました。

終わってみれば非常に有意義な会だったと思います。参加者各自でいろんな意見もあるでしょうし、いろんな捉え方ができるかと思います。中村先生が司会でウェルビーイング的な進行ではありましたが、いつものウェルビーイングの会合の時には聞けない貴重な意見も聞けたと思います。どちらかと言うと終わったあとの懇親会の皆さんのコメントのほうが面白かったです。

事前に何度もミーティングを行っていたのですが、午後の部分はかなりぶっつけ本番な部分も多く、今考えるとあれも言っておけばよかった、これも・・と思ったりもします。これからの問題点や課題も見えてきましたので、今後とも頑張っていきたいと思っています。

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2007年06月07日
 ■ 小規模多機能型居宅介護施設と高齢者専用賃貸住宅

コムスンの問題が表面化し、介護業界に暗い影を落としています。現時点で報道からは客観的に評価できないことも多いので、時間を置いてもう少し全容が明らかになってからコメントしたほうがいいのでしょうが、少しだけ書きます。

報道を見ると主に強調されているのはコムスン経営陣の姿勢です。介護事業をビジネスチャンスとしか捉えていなかった、とか、したたかに社会的非難をかわして再起する、とか。グッドウィルからのIR(investor relations,IR)も業績に与える影響のことを強調し、株主の方向を見ているような気もします。

その手法は今までの日本企業に比べるとイケイケだったのかもしれませんが、介護をここまでCMし、明るいイメージを作りあげたことは評価できることだと思います。それよりも介護介護と煽っておきながら、手のひらを返すかのように介護報酬を引き下げ続けている国のやり方もどうかな、とも思います。

伊吹文明文部科学相も「何かおかしなことをしてないと利潤は上がらない。」と語ったそうですが、おかしなことをしなくても利潤があがる仕組を作るのが国の仕事ではないでしょうか。ま、報道されてるのはここだけで、実際には前後の文章があるでしょうから、このコメントだけではわかりませんけど。

とにかく利用者や現場で昼夜を問わずして頑張っている方々が困らないよう、事後処理を進めて欲しいものです。

  ☆   ☆   ☆

さて、明るい話を。今日は2006年の介護保険制度の改正で始まった小規模多機能型居宅介護施設や高齢者専用賃貸住宅についてです。まだ始まったばかりで実態がよくわからなかったのですが、すでにあちこちで展開されているようです。

まず高齢者専用賃貸住宅(以下高専賃と記す)ですが、賃貸借契約で老人ホームのような多額の一時金も要らず、重度の病気になっても追い出される心配もなく、注目を集めています。

有名なのは都心部を中心に展開している明正会グループの「ココチケア」です。
明正会グループ http://www.meisei-g.com/
ココチケア http://www.cocoticare.com/index.html

1階に診療室を併設し、看護師も常駐していて、入居者は365日いつでも診療を受けることができるそうです。設立当初は軋轢もあったようですが、理事長の近藤さんの地域を巻き込む行動力で医療界に新風を巻き起こしています。高専賃が制度化される前から、この施設を検討していたそうですから、時代を先取りしてますね。

そして小規模多機能型居宅介護施設。その名の通り多機能な癒しのスペースがあったり、デイケア・訪問・泊まりなどニーズに合わせたサービスが受けられる施設です。当院の近所・新町にも小規模多機能ホーム「彩」さんが7月に開設されます。当院も協力医として口腔ケアなどを行っていく予定です。

現場で一生懸命やってる人たちが胸を張って働ける医療界にしたいものですね。

投稿時間 : 17:23 個別ページ表示

 ■ その他プラごみは環境に優しい・・のか??

容器包装リサイクル法が改正されたのが2000年。ようやく「その他プラ」の回収が直方でも始まりました。一般ゴミもかなり減って、なんとなく地球にイイコトをしているような気分ではありますが、実際にはいろんな説があります。ペットボトルを作るのに使う石油量よりリサイクルするのに使う量の方が多い、とか、その他プラでリサイクルできる量は限られていて、半分近くは結局焼却されているとか・・。

公式にはどうなのかわかりませんが、環境を守るためにはリサイクルの他、リデュース(廃棄物の発生抑制)・リユース(再使用)3つの“R”が大切で、リサイクルはその中でも最後の手段であるということは正論のようです。ペットボトルはリサイクルゴミに出すのではなく、飲み終わったものに新たにジュースが注がれるような自販機を作る、とかですかねえ。費用や手間ともバランスを取らなければ机上の空論になりかねません。

ちなみに「その他プラ」を出す時は不純物が混ざるとリサイクルに使えないので、キレイにしてから出しましょう。水でさっと洗っても汚れの落ちないものは焼却ゴミに出した方が環境負荷がかからないそうです。

リサイクルに関してもいろんな意見があるんでしょうから、一番効率的なのは何なのか、解明して欲しいですね。私も調査したいと思います。


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2007年06月06日
 ■ 関西ウェルビーイングクラブNPO法人設立記念大会のお知らせ

今週はむし歯予防週間です。歯科医師会の事業で無料検診および無料のフッ素塗布を行っています。3ヶ月検診で今月が予定の方は今週までがお得です。また、定期健診が途切れている方もこの機会にどうぞ~。
さて、それ以外でも保育園の検診やインプラントのオペ、と慌ただしいのですが、さらに週末は大阪で行われるシンポジウムに出席します。

詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、某所よりコピーしてきたので貼っておきます。

関西ウェルビーイングクラブNPO法人設立記念大会
「臨床予防歯科のこれからを考える」
―風は外から吹いている、臨床予防歯科のこれから―

セッションメンバー

国立保健医療科学院 : 安藤雄一さん
NPO法人ウエルビーイング : 西本美恵子代表、中村譲治さん、 藤田孝一さん
日本ヘルスケア歯科研究会 : 藤木省三代表、 杉山精一さん、 近藤明徳さん
関西ウエルビーイングクラブ : 文元基宝代表、 福原稔さん、 大橋正和さん

[日時]:
平成19年6月10日(日) 10:00~16:00 (受付 9:30-)

[会場]:
大阪産業創造館 4F イベントホール 定員140名
[住所]
大阪市中央区本町1-4-5 詳細
[交通]
地下鉄堺筋線堺筋本町駅下車12番出口(スターバックスコーヒーを背にして)本町通を東へ 徒歩5分(東警察署筋向い!)

[参加費]:
3,000円!(歯科医、衛生士、スタッフ、他 一律)

です。豪華メンバーの中に名前が入ると強縮ですが、前日飲み過ぎないようにマイペースで頑張ります~!

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2007年06月05日
 ■ テレビ東京「カンブリア宮殿」見てますか?

藤田です。ここ数年ほとんどテレビを見ていないのですが、最近テレビ東京で月曜10時から放送されてる「カンブリア宮殿」というビジネス番組をよく見てます。村上龍と小池栄子が司会で、毎週ゲストに企業の社長などを迎えるトーク番組です。

村上龍さんは、ルックスが強面であまりテレビ向きではないのですが(失礼)、最近はかつての過激な小説よりも、「13歳のハローワーク」のような世の中のことをやさしく伝える本をたくさん書かれていて、わかりやすい言葉選びが特徴です。

WebサイトのJMM(http://ryumurakami.jmm.co.jp/)も面白くって、メルマガでは多方面に渡る記事が読めます。最近では日本人大リーガーの報道を巡り、チームの勝利のために頑張っているのに個人記録しか報道しない日本のメディアのあり方への疑問点の記事が印象深いです。

と、話はそれましたが、司会者のもう一人、小池栄子さんもデビュー当初ひな壇タレントから始まり、コメント力でここまでのし上がってきた方です。二人ともややテンションを抑えた落ち着いた進行です。これはゲストをより引き立てようとする姿勢が好感が持てますね。歯科医師も患者さんの言葉をより引き出せるように見習いたいものです。

昨日のゲストは小林製薬の社長さん。「熱さまシート」や「ブルーレットおくだけ」など、すばらしいネーミングで業績を拡大してる会社です。番組のタイトルがわかりにくい点についてうちの会社ならまずこのタイトルは付けませんね、と言ってたのには笑いました。ネーミングもそうですが、アイデアのひらめき力と言いますか、発想力は私たちも是非身に付けたいスキルです。今後も参考にしていきたいと思います。

投稿時間 : 08:32 個別ページ表示

2007年06月01日
 ■ 「豊かさ」は終わったか

「日本は経済大国であるが、豊かな国ではない。」「豊かさとは何か」暉峻淑子著 岩波新書の中で、著者はこう言っていました。モノは足りているけれども、それだけで果たして豊かと言えるのか?という話です。

一つには精神的な豊かさがあげられます。もう一つ、経済学的に考えるといろいろと面白いことがわかります。今回はPHP新書「日本の反省~豊かさは終わったか」飯田経夫著より、抜粋して「豊かさ」を考えていきたいと思います。

現在の日本は買いたいものはほぼすでに買ってしまい、新たに欲しいものはほとんどない、という状況です。パソコンや携帯が広まってしまい、かつての3C家電などの大ヒット商品はしばらく出てこないといわれています。欲しいものが無いから買わないだけでも、消費が不振と取られてしまう不思議な不況でもあります。例えば今絶好調の任天堂の業績が来年度下がったとしたら、それはほとんどの人がニンテンドーDSを買っちゃったことが原因だったとしても、不景気のせいになってしまうかもしれません。

このような物質的な豊かさをもたらした日本経済の成長はすばらしく、それを支えた世代の勤勉さに感謝すべきであります。が、どんなにすばらしいライフスタイルでも、ある一定期間経過するとだんだん「黄昏期」を迎え、「行き詰まり」を迎えてしまうそうです。「豊かさ」に「飽き」てる状態です。

この状態が続くと、これまで右肩上がりの成長に慣れてしまっている日本人はモノの豊かさに行き詰まり、消費を止め、ものづくりは低成長、ゼロ成長の段階に入ってくると思われます。それを悲観論好きな日本人はネガティブに不景気と捉えてしまいがちですが、経済成長を目的としない、新たな生き方に転換するチャンスなのかもしれません。

で、新たな生き方とは「心の豊かさ」であったり、「QOL(Quolity Of Lifeの追求」であったり、「シンプルライフ」「スローライフ」であるのではないかと思います。今こそ、精神的な豊かさを追求するチャンス!ではないでしょうか。

ここから先妄想ですが、最近ニートやネットカフェ難民という若者の生き方を否定的に報道されていますが、もしかしたらそういう自由な生き方の中から、新しいビジネスや生き方が生まれてくる可能性もあるのかもしれませんね。

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