このカテゴリーでは、映画の中に出てくる歯や歯医者を紹介してます。今回は2010年のアメリカ映画「妖精ファイター」です。原題の「トゥース・フェアリー」の方がいいような気がしますが、主演の元WWEのプロレスラー「ザ・ロック」にひっかけてこういう邦題になってるんでしょうね。
さて、日本では生え変わりで抜けた乳歯は上の歯は軒下、下の歯は屋根の上に捨てよといっていましたが、英国では、抜けた歯を枕の下に入れて眠ると、夜のうちに妖精がお金と引き換えに歯をもらっていくということになっています。
映画の中では、相手の歯を折るような凄いタックルをすることから、トゥースフェアリーとの異名をとる落ちぶれたアイスホッケーの有名選手が、恋人の娘にそんなのは迷信だと伝えようとして、歯の妖精にされてしまいます。妖精として働き子ども達と交流する中で、自分を取り戻してホッケーでも活躍していく・・という話です。2003年のアメリカのホラー映画で「黒の怨」ってのもあって、こっちにもトゥース・フェアリーが出てくるんですが、ホラーに比べればかなりほっこりしたお話です。当たり前か。
実際には子供が寝てる間に歯とお金を入れ替えなければならない親は大変なんでしょうが、そうしたちょっとしたことの中から、親子のコミュニケーションも生まれてくるんでしょうね。みなさんは、抜け落ちた乳歯はどうしてますか?
当院では歯の形をした入れ物に入れてお渡ししています。関連商品も売っているみたいですよ。
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今回の映画に出てくる歯科は、2007年のアメリカ作品「再会の街で」です。主人公のドン・チードルは、自費を中心にした歯科医院でそれなりの成功を収め、家族にも恵まれ一見幸福に暮らしています。しかし、同僚の歯科医師らからは、無実の罪で患者から訴えられても、自分で解決しろと冷たく言い放たれ、天衣無縫な受付嬢にも注意することも出来ず、精神科医に相談するのも正式にはできず、帰り道を待ち伏せして迷惑がられてます。
そこへ、歯科大学時代のルームメイトであるアダム・サンドラーと偶然再会しますが、サンドラーは家族を9.11で亡くし、すっかり心の病にかかっています。急に切れて暴れたり、時間を問わず訪問されたり、困惑しながらも、かつての友情を取り戻すかのように二人は時間を重ねていきます。
・・てな感じのヒューマンドラマです。出てくる役者さんがみんな上手い!歯医者役のドン・チードルは、生真面目ですが、どこかが欠けているように感じてます。たまたま旧友と再会することにより、自分を取り戻していくのですが、なんか歯科医師の皆さん、一度は通りそうな話ではありますね^^
飲んで記憶をなくした経験は3回しかない藤田です。記憶をなくすまで飲む、と言いますが、体調とかその場の雰囲気とか、たまたま飲んでたら記憶がなかった、というのが正確なところのような気がします。
でも、朝起きたらトラや赤ちゃんがいて、結婚式前日の花婿は行方不明、っていう状況になるのは、一生に一度もないでしょうね(笑)この映画はそんな状況の中、無くした記憶を辿って花婿を探すという一種の謎ときミステリーです。
で、主人公4人の中の一人が歯科医師なんですが、これがまたキャラが濃い。最近公開された続編では、堂々!?主役を張ってます。職業を聞かれて、医者と答え、友人に即座に歯医者だろとツッコミ入れられてます。記憶をなくして歯医者なら自分の歯も抜けるだろ、と言われ上顎側切歯をペンチで抜いて、朝起きて愕然としてます。教会で結婚式をノリで挙げて赤ちゃんをもらってくるなどなど、エピソードに事欠かない人物です。ここまでネタにされてる歯医者の登場人物は初めて見ました(笑)
下ネタもあるR15指定コメディですが、面白かったですよ。
歯医者が主人公の映画を見つけました。2008年アメリカ公開の「オー!マイ・ゴースト!」です。日本非公開ですが、Wowowでやってました。臨死体験後に死人が見えるようになってしまい、死人からいろんな依頼をされるっていうコメディ映画です。
主人公は勤務歯科医師ですが、これがまた偏屈で人嫌い、友人付き合いをほとんどせず、無駄話をする患者には口に綿を詰めてればいいから、歯科医は本職だと平然と言います。
そんな主人公が死人の依頼を聞くうちに、恋をして、同僚のDrにも相談するようになり、いいことをし始める・・という話なんですが、そのきっかけになった言葉が、相談されたインド人の同僚が指し示すアインシュタインのポスターに書かれた言葉『他人のために尽くす人生こそ、 価値ある人生だ』です。
トイレのカギのホルダーがでっかい大臼歯のオブジェだったり、歯科グッズもたくさん登場、笑気を致死量ギリギリ使って自白させるシーンは実際にはあり得ませんけど、コメディなんでご愛嬌ってところでしょうか。
特に歯科関係者にはお勧めです。
ミュージカル映画のリトルショップ・オブ・ホラーズにサドの歯医者が出てきます。スティーブ・マーティンが踊りながら無茶な歯の抜き方をして笑わせます(が、流石に本職の私は笑えません。イメージ悪くしやがって~(笑)。そこへマゾの患者、ビル・マーレイがやって来て・・・。


評価の高い映画で面白いのですが、歯医者じゃなかったらもっと楽しく見れたと思います~
去年公開の映画「チャーリーとチョコレート工場」を見ました。チョコレート工場が舞台だけあって、むし歯は避けては通れない問題のようです。
主人公である人気チョコレート工場のボスであるジョニー・ディップは、カカオを餌にどこからか小人たちを連れてきて工場を回してるちょっと変わったヒトです。でもチョコレートを愛する気持ちは人一倍。その情熱の裏には幼い頃に父親との間に「何か」があったようです。
実は父親は歯医者さん。チョコレートは歯には大敵です。ゴールドカードを当てた5人の子どもたちを工場に招待した後、最後に父親と再会します。父親の歯科医院で歯をチェックしてもらうのですが、父親は一言、「ずっとデンタルフロスを使っていないなんて・・」と呟きます。仕事一筋のところは父親譲り、っていうオチでしょうか。
ところで劇中、矯正装置がやや誇張されてロボットみたいに出てきますが、あんなに大袈裟なものではないですし、それを見て矯正を嫌がる子も出てきますので止めて欲しいですね。
黒澤映画の「生きものの記録」の冒頭に歯医者が映ります。親子で歯科をしている父親(志村喬)の方が家庭裁判所参与員をしてて、裁判所から電話がかかってくるところから始まります。このシーンよく見ると、現在では技工などでしか使わない電気エンジンで歯を削ろうとしています。削れないことはないでしょうが、口中ガタガタ響きそうですね。時代を感じる光景です。
裁判が進むにつれ、被告人に感情移入してくるお父さん歯医者は、夕食後のひと時を歯医者の治療用ユニットの電気で本を読んでます。で、消毒に器具を入れながら息子さん歯医者さんと話してます。(懐かしの煮沸消毒)
この光景、小さい頃を思い出します。当時は家と繋がってる歯科医院だったんで、診療終了後の歯科医院でユニットに転がってたりすることはよくありました。昔はマクドナルドのスクラッチくじは歯科の治療用椅子のライトに透かすと当たりが透けて見えてました。歯科の技工道具は結構な七つ道具として使えていました。医院が道を挟んで前に移転した今では、この映画のような夕暮れの歯科医院のシーンは懐かしい思い出です。
2003冬休みのビッグヒット作品なので、あらすじは省きますが、ニモを飼う人間が歯科医院なんですね、これが。港の近くの立地よさげなビルの何階かで開業しているこの先生、ユニットは1台、スタッフも1人で濃厚診療をしてるみたいです。趣味はスキューバダイビング、獲ってきた熱帯魚を診療室の水槽で飼います。水質にも気を遣い、別に悪い人ではなさそうですが、魚から見たら大悪人なんですねえ。これが。
「今日は何を使って神経を取っているんだい?」「ゲーテスグリテンドリルだよ」「最近流行ってるねえ」なんて陰口をたたきながら、いつか水槽から出る日を夢見る魚たち。最大の敵は院長の姪っ子の矯正中の女の子。アメリカの歯科医師会さん、是非ディズニー社を相手に歯科医師の尊厳を落としたと訴訟してほしいものです。ま、私も笑って見てしまいました(笑)このページを読めばわかるよう、コミカルに描かれるのは歯科医師の宿命なんでしょうか。この映画のあと、歯医者怖いから行きたくないという子どもが増えたそうな。
レオナルド・デカプリオ扮する詐欺師の青年が、医者に成りすまし、看護婦を口説くシーン。入って1週間の新米看護婦は、医師に叱られ、ナースステーションで泣いているところを、一目惚れしたデカプリオが甘い言葉で誘惑していく。彼女は歯列矯正中、歯にはブラケットと呼ばれる矯正装置が入っている。「僕も最近まで入っていたんだ。今もまだマウスピースだよ。」と、共通点を強調し、攻めていくデカプリオだが、なぜか吹き替え版では「そのブリッジ素敵だね。僕も最近まで・・・」に変わっている。ブラケットじゃ一般の人にはわかりにくいだろうということで、代わりにわかりやすい歯科用語としてブリッジにしたようだ。ブしか合ってないやん。ブラケットとブリッジじゃ大違い。アメリカでは矯正は一般的なので違和感は無いが、日本ではわからんだろうという配慮だろうが、歯医者が見たら余計わかりにくいという配慮はしてもらえなかったのだろうか?ちなみに字幕では普通でした。
大ヒットしたリチャードギアとジュリアロバーツの恋愛映画。恋人と別れた夜、ハリウッドの路上で道案内を頼んだストリート・ガールを気まぐれ半分で高級ホテルの自分の部屋に呼ぶ。無邪気でありつつ知性を孕んだジュリアロバーツにだんだん惹かれていくリチャードギアの姿が描かれていくのだが、その中の逸話の一つとして登場するのがデンタルフロスである。こっそり部屋を出るジュリアロバーツをクスリをやってると訝り追いかけるリチャードギアだが、そこで見たのはデンタルフロス(糸ようじ)を使って口腔ケアをする彼女の姿であった。
結論。デンタルフロスは幸福へのパスポート、皆さん使いましょう!(ちょっと強引すぎ?)H16.9.27
南アフリカのダイヤモンド鉱山では、鉱夫たちはこっそりダイヤモンドを自分のものにしていた。靴の中に入れる者もいれば、口の中に加えてしまう者もいる。そんな彼らがダイヤモンドを換金するのが、専属の歯医者だった。もちろん会社にバレないよう秘密裏にダイヤモンドを手に入れる、おっと、ここでも悪人だ。しかも密輸を暴いたスペクターの殺し屋コンビ、ウイントとキッドにより開始早々に殺されてしまう。うーん、ノーコメント。
歯科医院を舞台に長年歯科助手を勤めていたイングリットバーグマンと、プレイボーイ歯科医のウオルター・マッソーの心の交流を描いたハートフルコメディ。歯科医院の受付に飾ってあったサボテンの花はトゲのある辛口の彼女を表している。サボテンに花が咲いたとき、気持ちの変化に気付いた彼女らは・・・。
独身を楽しみたい歯科医が彼女に妻がいるとついた嘘から、受付の女性に妻役を頼む。嘘が嘘を呼び、どんどん話が大きくなっていく、という話なのですが、この映画、最高です。面白い!
本筋もさることながら、歯科医院での歯医者と患者のやり取りがくすっと笑える。登場人物はみんなどこか個性的で、口は悪いが愛がある。身の下話を治療中に平然とする歯科医と、治療が終わっても続きを聞かせろ、俺の女の話も聞いてくれ、とせがむ患者。歯医者が女のところに行ってしまってもまた来るよ、と実は助手目当てに来てる歯医者嫌いな患者。美容室に行くから早くしてよ、と言う患者に平然と歯より髪の方が大事なの?と言い返す助手。さらにそれに答えて顔色変えずに「寂しい人ね」とつぶやく患者。
信頼関係が成り立っているからこそ、本音の付き合いが出来る良い関係だと思う。私もこういう歯科医になってみたいものだ。H16.12.13
みなさんは「陪審員制度」をご存知でしょうか?平成21年までに始まりそうなこの制度、無作為に選ばれた国民が裁判に参加する、という奴です。もしかしたら私も、いえあなたも、陪審員になるかもしれません。
三谷幸喜脚本のこの映画はもし日本で陪審員制度が施行されたら?という、ある事件の容疑者が有罪か無罪か、集められた12人の陪審員たちが、議論を交わすというこれから起こるかもしれない一こまを描いた作品です。
老若男女個性豊かな12人が偶然集められ、その人の一生を左右するような決定を下すというわけですが、面識もない12人、身勝手な人、頑固な人、いい加減な人、いろいろです。その中の一人、少し偉そうな紳士、彼が歯科医師なんですね。「君、もっと論理的に話しなさい」とか、議論をするためにわざと逆の立場をとったり、理路整然としています。その反面、「わからないんだったら、私の言うことを聞いておけばいいんだ」と高飛車な態度をとったりもします。なんとなくお医者さんにいそうなタイプですね。医師は論理的でなければならず、患者さんが自己決定できないときは救いの手を差し伸べなければなりませんから、こういう性格の人って実際多いと思います。でも、物語は、控えめだった人の一言や、途中まで客観視していた人の冷静な判断で歯医者さんの思い通りには進みません。ここに、これからの患者医者関係を見ることができます。今までこの映画の歯医者さんのような人が自然でしたが、これからはみんなの意見を聴ける人や、相手の立場に立って考えられる人が医者向きの性格なのかもしれません。
さて、この歯医者さん、「私はその人の顔を見たら嘘を言っているかどうかわかる」という登場人物の中の一人に対し、「じゃあ、私の職業は歯医者である、本当か?」と問いかけます。「本当だ」と答えると、「違う、私は銀行員だ」としゃあしゃあと言います。顔を見たらわかるというのは科学的ではないというわけです。しかしその割には、帰り際にはその人に「実は私は歯医者です。差し歯を作るときはよろしくね」と名刺を差し出してました(笑)
H17.1.30
