電話が10年経って、故障買換えを繰り返しだしたので、新しいビジネスホンにしました。
ビジネスホンαNX type Sです。
今まで別々だったFAX回線が含まれるようになったので、月2500円くらいランニングコストは減る計算ですが、導入にかかる費用を含めると安かったのか高かったのかわかりません。多分このジャンルも極めようと思ったら、いろいろ種類があるのでしょうが、買い替えなのである程度は仕方がないと思いきりました。


いろんな機能も付いているので、使いこなさなくては・・。しかし電話代も安くなりましたね。
藤田歯科医院の1年間の取り組みをまとめた藤田歯科医院年報の第10号が完成しました。10冊並べるとなかなかいい眺めになってきました。
これまでの年報はhttp://www.fujitasika.jp/ko/nenpou.htmです。
待合室に置いていますので、ご自由にお持ち帰りください。

昨日、過去の年報のごあいさつ文を載せたのですが、まだUPしていない分があったので今日載せておきます。2005年の文章で、今見たらおかしな部分があったんで校正しました。
「カイゼンkaizen」という言葉が和製英語としてアメリカでも使えるようになったのをご存知でしょうか?「改善」はこれまで日本語にしかなかったようで、英語に当てはまる言葉がないというのは日本人には不可思議に思えます。意味は「物事をよい方に改めること。」日本企業のなかではトヨタが有名で、「トヨタ式」という言葉まであるそうです。常に“カイゼン”の余地を探して工場内を歩き回る工場長というイメージがあります。
改善への第一歩は、まず今あるものを見直すことにあります。日ごろ、当たり前のように行っていることは、果たして本当に意義があることなのか、もっと単純にできるのではないか、標準化されているのか、なぜ途中で止めてしまったのか、などを考えていかねばなりません。
藤田歯科医院でもカイゼンには力を入れようと、ミーティングで話し合いを続けています。なぜ今までこんな簡単なことに気がつかなかったんだろうと思うこともあれば、全くどうしたらよいか五里霧中の問題もあったりします。それがある日突然アイデアが閃くことがあったりするわけです。カイゼンの結果、棚卸しは税務上のものではなくなり、定期的に行われます。新築時勧められて多めに取った収納スペースはガラガラ、デットストックもほとんどありません。決算書もしかりです。
さて、国司義彦氏の著書「問題解決の基本がわかる本」の中で、問題解決の三つのポイントを
・目で見て「素朴な疑問」をもつ
・現状を俯瞰する
・計画と実績のギャップを大切に
という点に凝縮しています。いずれにしても解決の鍵は現場にあり、常に医療現場と立ち向かう姿勢が必要ということです。
当院では
・ 現在ある問題点は自ら見つけるべきである。また、見つけるスキルを養うべきである。
・ 同様に、自ら解決すべきである、解決すべきスキルを養うべきである。
・ 以上2つのスキルを身につければ、解決できない問題はなくなる。
ということを目標に、コツコツと積み重ねていっています。
他人にチェックを受けることはある意味簡単です。一方、自分で自分をチェックすることは、甘えや妥協が入り込みやすく、難しいといえるかもしれません。常に結果が求められる医療機関では、他者評価も重要なことですが、常に自らを「カイゼン」できるようなマインドを持ち続けていきたいと思っています。
歯科医院の皆さんやお店で働いてる皆さんは、待合室などの飾りはどこに保存されていますか?季節ごとに絵を貼り替えるのは意外と面倒で(私だけ?)下手したらどこに直したかわかんなくなってしまいます。いっそのことどこかに一括して貼ればいいんじゃないかと、よく見回してみたところ、ありました。技工室です。当院は数年前に数十年勤務していた技工士さんが辞め、技工室は以前より使わなくなっております。地味な場所になりつつあったので少し飾ってみました。・・・やりすぎでしょうか??

これで絵の貼り替えが順調に進めばそれで幸いであります。
先週は拡大ミーティングと称して、2時間ぶっ続けで徹底的に来年以降のビジョンと私の思いをスタッフにお話しました。
当院が新築し、もうすぐ10年が経過します。当院では
・来院者及び地域の方々のQOLの向上を目標にします。
・インフォームドコンセントを行い、コミュニケーションに基づいた患者本位の医療を目指します。
という2つの理念を掲げて毎年そのために何をすべきかを考えて、いくつかのプロジェクトを実践してきました。その積み重ねは年月とともに重くなり、現在ではかなり近づけたのではないかと思っております。
参照http://www.fujitasika.jp/ko/torikumi.htm
となってくるともう充分か、というとやっぱりそんなことはなく、まだ足りないことは多く存在するのは確かです。しかし、長くやっていれば「もうこれだけやれば充分では?」「まだ何かやらなきゃいけないの?」という気持ちも心のどこかにあります。それを超えてもっと100%に近づけようとすればするほど、マイナスな部分だけが目立ってきてなんだかストレスが溜まってきていました。この気持ち、わかってくれる方いますか??
で、今回行ったのは、理念の枠をもっと拡げよう、ということでした。今までは今までで十分頑張った、しかし、自分たちが思っている藤田歯科の世界の他には、もっと素晴らしいことをやっている歯科医院がたくさんあり、うちもさらに昇華させていく必要があるのでは?という話です。もちろん他と比べなければならないということも、進化し続ければならないということも無いのですが、時や状況が、当院にもう一段階上のステップに進もう、と示唆しているように私には感じたのです。
ただ、それをスタッフに周知させるのは難しいことです。私個人は幸いにしていろいろな付き合いがあるから、もっと上の素晴らしい世界を知っている、他のスタッフは自分で見たわけではないので、なんとなくわからなくはないけれどもすべては伝わらない。もっといろんな所を経験させておけばよかったと今更思うわけです。将来~しなくちゃ面白くないだろう?という話し方だと、別に今が面白くないわけではない、なんて感じでした。現在を否定する言葉を使うことなくよりよい未来を感じるということは当たり前のことなんだけど、意外と難しいですね。そもそも彼女たちもよくやってくれているんだけど、もっとステップアップしないとせっかく働いてくれてるのに申し訳ないんじゃないかとも思ったりして・・。余計なお世話でしょうか??(笑)
来年は一年かけてそれぞれの志を高くすべく、なにかをやろう、とかいう試みをすべきなのかもしれません。ただ、勉強はその人の心に染み込むかどうか、個人差温度差が絶対にあります。同じ本でも3年前はなんとも思わなかったが、今読むととてもためになった、とかその逆もあるし、自分の中だけでもそうなのですから、全員が感動する学習や体験に出会えるというのはなかなか・・・。
・・ということを今回のミーティングで伝えました。こういう抽象的な共有は何度もやることではないので、次からはそれを具体化していかないといけません。じゃあ、そのために何をするの?ってことですから、いろいろまた大変なんだろうなあ、と思います。が、その分楽しみでもあります。引き続き藤田歯科医院の進化形を楽しみにしていてください。

毎年当院の1年間の活動をまとめた冊子が今年も出来上がりました。待合室に置いていますので無料でお持ち帰りください。
これまでの年報はこちらを参照ください。

毎年当院の1年間の活動をまとめた冊子が今年も出来上がりました。8冊目になると本棚に並べても見栄えがしてきます。待合室に置いていますので無料でお持ち帰りください。
これまでの年報はこちらを参照ください。
ユニットの横に紙コップホルダーを取り付けました。

消毒室まで取りに行く手間が省けます。中には自分で取っていただく患者さんもいらっしゃって感謝です。
通販ではここから買えます。
8月は雷が多かったですね。落雷なんてあまり関係ないものと思っていましたが、近所に落ちたようで自宅の電話機が故障してしまいました。修理をお願いしましたが、同様の依頼が数百件あったらしく、2日間くらい電話が止まってしまうトラブルがありました。
一度被害に遭うと自然災害の怖さが身にしみますね。よく聞いてみると歯科医院でも利用中のパソコンのデータがぶっ飛んでしまったというようなトラブルもありますから要注意です。
雷が発生しそうなときは壁のコンセントやモジュラージャックなどを通じて、インターネットに関連機器が故障するおそれがあります。 故障を防ぐための対策として
■AC電源アダプタをコンセントから抜く。
■電話線を抜く
■LANコードを抜く
などが必要なのですが、家にいないときもありますので、早速以下のようなグッズを買ってきました。
パソコンやADSLモデムを雷からガード!ADSL環境に最適。TAP-BBTEL2(ブロードバンドタップ)
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やるだけやっても落ちる時は落ちるんでしょうが、予防に勝る治療はないというのが、歯科医療と共通しますね。みなさんも気をつけましょう!
7月に書いた記事光プレミアムで、未開通のため光プレミアムを断念していた話をしていましたが、ついに開通しました。
このサービス、ひかり電話というIP電話が、今までの電話番号で使えます。結果、基本使用料は500円に、通話料も日本全国どこにかけても3分8円になりました。今までIP電話だと同じプロバイダのみ無料でしたから、得なのかお得じゃないのかよくわかりませんでしたが、このサービスなら一目瞭然です。もちろんIP電話無料がベストですが、それはスカイプにお任せして、NTTがこの光プレミアムを立ち上げたことで利用者が集まってくると、他業者も追随せざるを得なくなりそうですね。
ただし停電になると電話が使えなくなりますので要注意です。当院ではFAX回線で補う予定です。もし当院に電話が通じない場合はFAX番号0949-22-3487におかけください。
前記事材料管理について(モリタサマーフェア2006より)でも書いた注文が1週間ほど前に来ました。今回は少なめでこれくらい。

今回は当院の在庫管理について。
1)注文のチェック
商品が来たら伝票と数が合っているか、間違って注文したものはないか、頼みすぎ、少なすぎがないかをチェックします。数が多いので商品の間違いがあったり、実際に手にとってみると多すぎたなあ、と感じたりしますので一通りチェックは欠かせません。

2)棚に収納
管理棚はなるべく同じ種類、用途のものを一箇所に置くようにしています。在庫が切れた際、複数の場所をチェックしていたら面倒だし漏れが生じやすいです。可能なら無くなったことが一目でわかるのが理想ですね。
商品を収納する際には、新しいものを奥に、古いものを前に出すのが基本です。
棚卸しも兼ねていますので、古くなった材料や使わなくなった材料は捨てます。よく収納棚はいくらあっても足りないと聞きますが、当院ではすっきり収納、場所は余っています。
3)伝票をエクセルに入力
材料はエクセルで管理しています。わざわざ入力の手間をかける理由は
・1年に何個使ったかわかる
・値段のチェック
・年末年始の棚卸しに使用しやすい
・修理の際は前回の修理がいつだったかわかる。
などです。明らかに5年に1回しか頼まないようなものまでは入力しません。
1年ごとに1つのファイルにして、ワークシートは「材料薬剤」「消耗品」「衛生管理」など勘定項目で分けています。スタッフにはわかりづらいようなので分け方は替えようかと思っています。年を追うごとにファイルが増えてくるので、今さらですがファイルメーカーなどのデータベースソフトで作ればよかったかなと思います。
いずれにしてもこの作業によりおおまかな年間の使用数を掴めますので、次回注文する際の目安にします。材料の劣化リスクや新製品に変更することも踏まえて注文数は半年分を目安にしています。何個頼むか悩むことなく機械的に処理するわけです。
以上、普通に頼んだ方が早いように思われるかもしれませんが、慣れるとたいした作業ではありません。それよりも、ある日突然在庫切れに気付いて慌てて電話して持ってきてもらうことが無くなってストレスが減少しました。コストダウンにも役立ちます。歯科関係者の方、いかがでしたか?また続編をいつか書きます。

1999年から1年ごとに当院の活動をまとめた冊子を毎年発行しています。今年は7冊目、2005年4月から2006年3月までをまとめています。
第7号 2005.4-2006.3 2006年8月発行 150部 106頁
-目次-
・ 業績集04
・ ご挨拶
・ 1年間の出来事
・ 医局日記05
・ 講演会の記録
・ 実習生の感想
・ 藤田歯科医院2005年プロジェクト
・ 院内データベース
ミーティングの記録
勉強会の記録
院内作成パンフレットなど
・ 編集後記
なお、バックナンバーはこちらから
受付にて無料配布しています。待合室にもありますのでご自由にお取りください。
友人知人に限り郵送もOKです。
7/29(土)は、歯科材料大手の(株)モリタ社 北九州支店のサマーフェアに行ってきました。歯科界は日々進化しており新しい機材がちょくちょく新発売されるので、常にアンテナを張っておかねばならんのです。
・・というのは表向きの理由で、本音はただフェアで材料が安いから・・!だったりします。
当院では、材料はフェアの際に買いだめしておきます。本当は1年分、とか買っておきたいのですが、材料の劣化リスクや余剰リスクを踏まえて3ヶ月~半年分を買います。セメントやレジンなどはあまり新製品は買いません。新しい製品はPRを聞くと素晴らしい材料のように思えるのですが、最初は安定せず(モノはよくても使いこなせなかったり、新発売からすぐに消えてしまう材料もありますし)、本当の効果がわかるのは発売から1年以上経っての評判を見てからでも遅くないかと思います。使い慣れた製品を安定して利用するのが、一定レベルの安定した診療に繋がります。もちろん即戦力もありますので見極めは大事です。
で、話はそれましたが、年に何回か、最近の流行り言葉で言いますと「大人買い」するわけです。段ボール箱数箱分が一度に届きますので、チェックも大変です。しかし、慣れてくるとある日突然材料の在庫切れに気付いて慌てて注文する、ということがなくなってきました。
注文前のチェックシートは、毎回改善しながら同じものを使用していますが、なかなか満足のいくシートは出来ていません。今後の課題です。歯科医院の材料管理については、どうも他業界よりも遅れていると感じています。他業種で可能な管理システムがなぜか歯科医院では行われません。PL法などの「しばり」も影響がありますしね。発注のシステムで悩まれている歯科医院の方、よかったら情報交換しましょう!

写真は診療室の消毒ルームから見たところです。患者さんからは見えませんが、中央の棚の裏に今年(今期)の目標を貼っています。個人の目標、全体の目標、一面を埋め尽くしてしまいました。期日は4月から3月までの1年で、やるべきことはおおよそ冬までには終わらせる予定です。終わったものは蛍光ペンで消していきます。現在は半分くらいが塗られています。1月頃から評価をし、また新たに来年の目標を立てていきます。
どんなことがかいてあるのか中身については、去年の分は藤田歯科医院年報の最新版に載せてありますが、ホームページやブログでも追って紹介していきたいと思っています。
1年も半分折り返しました。みなさんは残りどんな目標を立てましたか?
「カイゼンkaizen」という言葉が和製英語としてアメリカでも使えるようになったのをご存知でしょうか?「改善」はこれまで日本語にしかなかったようで、英語に当てはまる言葉がないというのは日本人には不可思議に思えます。意味は「物事をよい方に改めること。」日本企業のなかではトヨタが有名で、「トヨタ式」という言葉まであるそうです。常に“カイゼン”の余地を探して工場内を歩き回る工場長というイメージがありますね。
改善への第一歩は、まず今あるものを見直すことにあります。日ごろ、当たり前のように行っていることは、果たして本当に意義があることなのか、もっと単純にできるのではないか、標準化されているのか、なぜ途中で止めてしまったのか、などを考えていかねばなりません。
藤田歯科医院でもカイゼンには力を入れようと、ミーティングで話し合いを続けています。なぜ今までこんな簡単なことに気がつかなかったんだろうと思うこともあれば、全くどうしたらよいか五里霧中の問題もあったりします。それがある日突然アイデアが閃くことがあったりするわけです。カイゼンの結果、棚卸しは税務上のものではなくなり、定期的に行われます。新築時勧められて多めに取った収納スペースはガラガラ、デットストックもほとんどありません。決算書もしかりです。
さて、国司義彦氏の著書「問題解決の基本がわかる本」の中で、問題解決の三つのポイントを
・目で見て「素朴な疑問」をもつ
・現状を俯瞰する
・計画と実績のギャップを大切に
という点に凝縮しています。いずれにしても解決の鍵は現場にあり、常に医療現場と立ち向かう姿勢が必要ということです。
医療界では、この現場のチェックを第三者が行おうという動きがあります。日本医療機関評価機構などの医療を第三者が評価する会社が増えてきました。ISO9001を取得する歯科医院もありますし、ランキングを付けている評価会社もあります。医療コンサルタントは有象無象に存在しています。
当然、当院も然るべき基準を満たすべきチェックを受けるべきではありますが、以下の理由から見合わせています。
・ 現在ある問題点は自ら見つけるべきである。また、見つけるスキルを養うべきである。
・ 同様に、自ら解決すべきである、解決すべきスキルを養うべきである。
・ 以上2つのスキルを身につければ、解決できない問題はなくなる。
というわけです。無茶な三段論法に思えるかもしれませんが、コツコツと積み重ねていくことで十分可能なことです。
他人にチェックを受けることはある意味簡単です。一方、自分で自分をチェックすることは、甘えや妥協が入り込みやすく、難しいといえるかもしれません。常に結果が求められる医療機関では、他者評価も重要なことですが、常に自らを「カイゼン」できるようなマインドを持ち続けていきたいと思っています。
当院では飯塚病院のTQM活動に影響を受け、2000年よりTQM活動を行っています。
スタッフの人数が少ないため、みんなで行ったことを、個人でまとめるという方式を取っています。
TQMとは
当院のTQM活動
TQMとは
TQMとはTotal Quality Management(トータル・クオリティ・マネージメント)のこと。日本語訳は「総合的品質管理」。
もともとは産業界で、製品の品質の工程をマニュアル化し、高い精度で管理することから始まった。
医者は医療を「品質」と呼ばずに、QCを精度管理と呼んでいる。
最近は医療現場でもTQM(総合的医療内容管理)の考え方が浸透し、一定水準の医療が提供できるような体制が整備されている。
TQMが広まった 背景について
DRG/PPS(診断群別包括支払方式)が採用→医療の質を落とさずにコストを削減しなければならないという,
トレードオフともよばれる問題に直面したことが、TQCの手法を病院にも取り入れるきっかけとなり1987年頃から始まった。
医療の質とは
医療の世界では患者のQOL(生活の質)が問題にされている。
一方、医療の質に関する議論はあまりなされていない。
これは医療の質の定義が難しいためである。臨床の質におけるクリニカル・インディケーターはまだ確たるものはなく,病院間の臨床の質の格差はわからないのが現状。
最近では病院の格付け会社が設立されている( Health Grades, Inc.など)
EBM、クリティカルパスとTQM
しかし医療は、患者や社会に帰属するものであり、医療の質を保証
(QA;quality assurance)し、改善していくこと(CQI; continuous
quality improvement)は医師の社会的な責務である。
医療の質の評価法には以下のようなものがある。
医療の質の評価
構造…診療室の構造、設備、職員数
過程…診療計画、診療手順、患者への対応
結果…治療の予後、治療後の患者のQOL
医療の質の評価(評価者の観点から)
自己評価…TQMなど
患者評価…患者満足度CSなど
第三者評価…アメリカのJCAHOなど
医療の質の評価には構造、過程の部分も重要であり、結果においても
患者満足度評価や自己評価、EBMやクリティカルパスの手法は重要。
医師のデシジョン・メイキング(意思決定)の際に,EBMの役割が臨床の質向上にはますます大事になっている。
#アメリカではマネジドケア(日本でいうと支払い基金が医療費を
コントロールし、医療機関を管理するようなシステム)が背景にあり、
最小限の医療費で最大の効果が求められる。もちろん医療においては
それが全てではないと思うが、日本でもその方向性はいずれ示唆されるの
ではなかろうか?
コストと質の両方を維持していくためには、TQMのような精度管理の
システムに医院全体で取り組む必要があると言える。
参考文献
かかりつけ歯科医のための新しいコミュニケーション
ISOとTQM
最近、新聞広告やテレビCFで「ISO9000を取得しました」などと
言ったコメントを見かける事が多くなってきた。
ISOの正式名称は、International Organization for Standardization
といい、日本語では、国際標準化機構。
大雑把に言うとJIS規格の国際版みたいなものですね。
ISOは製品そのものの規格だけでなく、経営のしくみを対象としている。
さてこのISO9000.14000等は、単独での運用ではその効果
も最小であり、単独での運用も困難である。それは、何をする必要が
有るのか?は、決められていても、どうすれば良いのかは、規格を利用する
それぞれの組織が決める事になっているからで、「ISO9000を
取っては見たけれど、結局は面倒だけが残った」という意見もあるようだ。
よって、ISOを運用してゆけば必然的に他の管理技術を使わざる得ない。
方針管理、統計的手法、業務改善手法、情報伝達・・・数々の管理技術手法
なり業務システムが総合的に機能して効果ある活動が可能。
その具体的体系的システムの一つが「TQM」である。
「TQC」にISOを取り入れたマネジメントシステムであり、
ISOマネージメントシステムには基本のツールだと位置づけられている。
#ISOの普及とともに、TQMの必要性もどんどん認められてくるでしょう。
TQMの進め方
TQMストーリーは8つの段階に分けられます。
1テーマの選定
・職場で困っている点、悩んでいる点から探す
・次工程に与える迷惑度から探す
・同じ仕事の繰り返しから探す
・メンバー全員が興味を持って参加できるテーマを選ぶ
・短期間で解決できるテーマを選ぶ
・テーマは悪さ加減で表現する
2選定の理由、目標の明確化
・なぜ、そのテーマを取り上げたか
・いつまでにどこまでやるか
3現状の把握
・データで話をする
・データを分かりやすく、層別化する
4原因の追求
・結果に影響しそうな原因を全て拾い出し、整理する・・ブレーンストーミング
・影響度の高い要因を見極める
5対策の立案と実施
・応急対策と再発防止策を区別する
・対策のマイナス面にも留意する
6効果の確認
・現状把握の際のデータと比較し、目標達成の可否
・金額(時間)に換算する
7歯止め・標準化
・対策によって解決できた問題が、また元に戻らないような仕組みを作る
8残った問題と今後の計画
QCに役立つ道具(詳細は略)
・パレート図・管理図・折れ線グラフ・ヒストグラム・バー、チャート
・チェクシート・散布図・円グラフ・レーダーチャート・
こうして院内の各部署で精度管理が行われていくわけですね。
参考文献
病院におけるTQM活動 麻生飯塚病院発行
第9回飯塚病院TQM発表会プログラム
当院のTQM活動
さて、実際に当院では何を行っているのか、ということだが、上に記したような立派なことが
出来ているかと言うと、そうでもないかと思います。はじめのうちは、どういったことが医療の質の
向上に繋がるのか、戸惑いがあったようです。医療の質は先生の技術で、スタッフにはあまり関係ない
ようなイメージがあったのでしょう。
もっと簡単に、3S・・専門化(specialization)、単純化(simplification)、. 標準化(standardization)を
もとに、院内のシステム、今やっていることを数値化したり言葉で表すことを考えてもらうことで
結局それが質の向上に繋がっているということに気付かされました。
難しいスローガンを掲げるより、「今できること」を確実にやること、ということですね。
2000年
掃除用具等消耗品の在庫管理について
診療の効率を良くする説明
掃除のもれをなくそう
子どもの歯医者嫌いを克服する方法
2001年
掃除用具等消耗品の在庫管理について2
藤田歯科の紹介
物品購入の見直し
2002年
物品購入の見直し2
定期健診システムの見直し
標準化への工夫
2003年
10枚法再考
現在の中断状況
歯ブラシの選び方
棚卸し
TQMリンク
| なるほどTQM-品質管理 | 医療のTQM推進協議会 | ||


